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注射はもういらない?


JR東日本の京浜東北線、中央線、山手線(一部)の車両モニターで放映されている科学番組『知ってるぅサイエンス』

今週月曜日(2010年3月8日)から、「もう注射はいらない?」 を放映しております♪

 

通常、私たちが水と一緒に飲む薬は、胃の消化液のなかで溶けて腸管粘膜から吸収され、肝臓に送られます。

薬は肝臓を経てから血液中に到達し、全身へと循環し始めていくのです。

 

つまり、消化液に溶けにくい薬や粘膜から吸収しにくい薬、肝臓を通過しにくい薬は、なかなか上手く効果を発揮できません。こういった薬に対しては、経口ではなく注射という方法が、通常取られています。しかし、注射はなんといっても痛いですし、何度も注射を繰り返すと血中濃度が急上昇して思わぬ副作用が起こる可能性も…。

 

そこで、経口や注射に変わる新しい薬の投与方法が開発されているのです。

 



現在研究が進められているのは、糖尿病治療のためのインスリン投与。

インスリンは腸管内で酵素によって分解されやすく、粘膜からの吸収性も低い薬物として知られています。

 

国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病患者は約3億人。これだけ多くの人が必要とする糖尿病治療の新しい投与法として、鼻粘膜から血液中に浸透させる技術が注目されています。ただ、インスリン単体では鼻粘膜に吸収されません。

 

 

星薬科大学の森下真莉子准教授たちは、3Dシミュレーションを駆使して粘膜の細胞をすり抜ける性質を持った物質を作り出そうと研究を重ねました。そして、ついに複数のアミノ酸がつながったペプチドを作り出すことに成功!

 

実際に、インスリンと混ぜて鼻に噴射すると、鼻粘膜を通って血液中に届くことが動物実験で証明されています。

 

 

 

近々、鼻用インスリンスプレーが糖尿病患者を救うようになる日がきっと来るでしょう。

エヴァ暴走ぎみ


 

 

おひさしぶり♪エヴァンゲリオン最新刊。

 

アニメとか映画とはちがうこっちのあらすじも気になる。

 

しかし、みんな深刻そうな面持ちだなあ…

 

 

いまの私と同じですね~

 

あと数日で、3ヶ月間作り続けた1冊の雑誌が完成します。

初めて全ての工程にかかわってきました。

 

みんなが受験やら試験やらで頑張ってる傍らで、せっせと。

分からないことだらけで死にそうでした…

 

 

完成まであとちょっと☆

 

 

 

みんながんばろう♪

 

 

とりあえずエヴァ12巻買いにいってくる。

 

 

 

双子で生まれる宇宙の星


JR東日本の京浜東北線、中央線、山手線(一部)の車両モニターで放映されている科学番組『知ってるぅサイエンス』

今週月曜日(2010年3月4日)から、「双子で生まれる宇宙の星」 を放映しております♪

 

星は大きく分けて2種類、惑星と恒星です。


「水の惑星」と称されるように、私たちが住む地球は惑星と呼ばれています。

 

一方、夜空に輝く星のほとんどは恒星。

なぜならば、恒星とは、自分自身で光を放つことができる星だからなのです。そしてこの恒星は、2つ以上の連星として誕生していきます。

 

2009年11月、ハワイにある大型望遠鏡「すばる」を使って、誕生間もない双子の星「連星」のまわりを、大量のガスやちり状の円盤が取りまく様子を世界で初めて観測することに成功しました。

観測したのは、へびつかい座の方向にある連星「SR24」。2つの星を取り囲む原始惑星系円盤、円盤どうしをつなぐブリッジ構造、さらには円盤から伸びる渦状の腕が観察されました。この渦状の腕を通して、外部から惑星の材料となる物質が供給され、ブリッジ構造を利用して円盤から円盤へとその物質の受け渡しが行われることが分かりました。

 

 

 

 

実は、太陽も恒星のひとつ。生まれたばかりの太陽の周りにはガスや塵が円盤状に存在し、そこから地球などの惑星が生まれてきたと考えられています。

このガスや塵のかたまりこそが、惑星の生まれる重要な現場なのです。

 

 

 

まだまだ宇宙はナゾが多いのですね。

 

恒星の誕生のしかたが解明されることで、地球を含む太陽系全体を理解することにつながっていくことでしょう。

地震多発中です。


きのう、チリで起きたM8.6の大地震の余波が日本まできましたね~

 

一日かけて遠い遠い南米からやってくるというこの時間さが、なんというか。地球の大きさを感じさせられます。

 

 

 

 

リバコミでは、

『プレート旅行記~山あり谷あり地震あり~』のなかで、

地震が起こるメカニズムを分かりやすく説明してくれています。

 

 

地震の起こるメカニズムの動画はこれを見るとよくわかる☆

 

 

とはいえ、地球というでっかすぎる規模の話はなかなかイメージできない…

 

 

 

想像力のもんだいかorz

 

 

 

 

でもね、思い出しました。

大学のとき、物理の先生がマントルを説明するのに、「みそ汁」を使っていたことを!

 

 

 

みそ汁をじーっと眺めていると、透明な上澄みと味噌が分離していきますよね。(いくんです)

この時下から上へと、モクモク湧き上がる味噌のもやもや。

 

なにかに見えてきませんか?

 

 

 

 

 

 

そう、マントルの対流です!

 

 

 

 

いや、マントルの対流です。

 

 

 

 

 

しくみはともかく、こんなにも身近な例えで表現できることにちょっと感動。

大学の物理の講義では、このみそ汁マントルと相対性理論の計算が一番面白かった!

 

 

 

 

というわけで、母なる地球に思いを馳せながら、みそ汁を飲むのもたまにはいいかもしれません。

ではー

ノーベル賞受賞者の素顔Vol.1 チャレンジする研究者~利根川進~


こんにちは。

今週からのリバコミは特集「ノーベル賞受賞者の素顔」を取り上げていきます。

 

科学技術の進歩は目覚ましく、数々の発明、発見の成果が私たちの生活の中に浸透しています。しかし、今私たちが恩恵を受けている科学技術の裏に多くの研究者の努力や、ひらめき、驚愕の事実感動のドラマがあったことを知る人は少ないでしょう。

 

研究者たちは研究を続ける中でどんな視点で科学と向き合ってきたのか。

科学の歴史を塗り替えるような大発見をした研究者に贈られ、科学で一番の権威とも言われるノーベル賞受賞者にフォーカスを当てて研究者の知られざるエピソードをご紹介したいと思います。

第一回目は日本人で唯一、ノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんに焦点を当ててみました。

 

 

 

 

利根川進さんの大発見!!

利根川さんは、1987年に「多様な抗体遺伝子が体内で再構成される理論を実証した」という理由でノーベル賞生理学・医学賞を受賞しました。

無数に存在する病原菌に対して体を守ってくれている「抗体」というタンパク質が、どのように作られるのかを解明した方です。

 

抗体は血液やリンパ液の中にあり、私たちのからだに感染した病原体にくっついて、悪さをするのを防いでくれます。1種類の病原体につき1種類の抗体 が対応しているのですが、私たちが持つ遺伝子の数には限りがあります(最新の研究成果では22,000〜23,000程度)。

どうやって無限ともいえるほ ど数多く存在する病原体にどのように対応しているのか、研究者の間でふしぎに思われてきました。

利根川さんは、この神秘を解明する研究を行ったのです。

 

利根川さんは、抗体の遺伝子が「複数の遺伝子の部品を組み合わせて作られる」ことを明らかにし、その組み合わせを変えることで数多くの抗体タンパク 質が生まれることを証明しました。

たとえば2種類の部品がそれぞれ10通りずつあったとしたら、部品総数は10+10=20個でも、組み合わせは 10×10=100通りになりますよね。

 

実際には、Y字型をした抗体の中で、病原体にくっつく先端部分が遺伝子の組み合わせによって変わるようになっています。この部分は重いH鎖 (Heavy chain)、軽いL鎖(Light chain)という2本の鎖からできており、さらにL鎖は2種類に分かれます。それぞれH鎖にはV領域(約65個の部品)、D領域(約27個)、J領域 (6個)、L鎖にはV領域(30個または40個)、J領域(4個または5個)と呼ばれる部分があり、それぞれの部品の種類数をかけあわせていくと数百万種 類の抗体を作れることになります。

さらに、部品のつなぎめ部分で遺伝子が欠けたり、または部品に突然変異が入ることで、最終的に1億種類以上の抗体を作ることができるのです。

 

 

 

この抗体の多様性のしくみを解明した成果が認められて、利根川さんは1987年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。

 

さらに選考委員のひとりに、「この業績は百年に一度の大発見」と言わしめたそうです。

 

 

通常、遺伝子は長い月日をかけ、親から子へと受け継がれる過程で変化していく。そうして生物は進化してきたという考えが、当時ありました。

しかし抗体を作る遺伝子だけは、生物の一生の中で大きく変化しています。

従来の常識を覆すこの発見に、おそらく選考委員は感動したのでしょう。

 

 

 

 

利根川進さんってどんな人?

世紀の大発見をした利根川さん。医学・生理学賞を受賞したので、もともと医学系や生物系を学んでいた人なのかと思いきや、実は京都大学理学部の化学科に在籍していました。彼はもともと化学にとても興味を持っていたのです。

 

では、なぜ生命現象の解明を行い、ノーベル賞を受賞したのでしょう。そこにはこんな話がありました。

 

彼が大学4年生の時、卒業研究で所属していた研究室の先輩から、アメリカで「分子生物学」という学問分野が盛り上がっているという話をたまたま聞きました。

分子生物学とは,

生命現象を「分子同士の化学反応」だと捉えて、そのしくみを調べる分野です。当時アメリカで遺伝子情報とタンパク質構造との関係が明らかにされ、まさに発展しつつある状況でした。

 

そして、遺伝子の働きがどのように制御されているかについても徐々に解明が進んでおり、彼も「自分がこの分野を発展させ、遺伝子の基本的な制御機構を解明したい」と思ったそうです。

 

 

しかし、当時の日本では分子生物学がまだなじみがなく、研究がおこなわれている機関、大学も少数しかない状態でした。

 

分子生物学を学びたいと考えていたとき、大学院の指導教官だった京都大学ウイルス研究所の渡辺格教授に、こう言われたそうです。

 

「分子生物学を学びたいなら、アメリカへ行きなさい」

 

今では学生が海外へ留学することはそこまで珍しいことではありませんが、1960年代には、日本人が外国へ行くことに対して規制がかけられていまし た。そのような社会情勢の中、これは大きなチャンスだと思った利根川さんは、渡辺教授が紹介してくれたカリフォルニア大学サンディエゴへ留学し、分子生物 学を学んで博士号を取得しました。

 

 

 

 

レッツチャレンジ!!

利根川さんはもともと化学の分野を勉強してきた人でした。しかし、それよりもおもしろい!と思える分子生物学に出会ってから、そちらへの探求心がわいてきました。そして、化学から生物学へと異なる分野の世界へ恐れずチャレンジし、そこで見事に成功を収めました。

 

そして現在は、人間らしさとは何か、ということに興味を持ち、アメリカで脳について研究しています。

 

 

自分のやりたいこと、興味を持っていることをとことんやる姿勢には憧れます。

皆さんも特定の分野にとらわれず、自分の興味が持てるものに向かってチャレンジしていきましょう!!

 (北里大学 理学部 加藤知弘)

 

 

 

 

【参考文献】

『あなたも狙え!ノーベル賞』 著者 石田寅夫 化学同人

『ノーベル賞の100年』 著者 馬場錬成  中公新書

『生化学キーノート』 著者 B.D.Hames N.MHooper 訳:田之倉優、村松知成、阿久津秀雄

http://www.cdb.riken.jp/jp/millennium/fig/fig13_01.html

https://database.riken.jp/sw/data/ja/cria42s2ria42s55i/

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