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目には見えない極小の分子を,まるでプラモデ ルをいじるような感覚で反応させ,組み立ててい く。自分のアイデアで,新しい反応を起こさせて は,でき上がったかたちを見てみるのが楽しくて, 大窪さんは飽きる...
「最初から確固たる目標や,気負いはいらないんじゃないかな。 目の前のことを一生懸命やっていれば,いい方に転ぶはず」。迷い ながら歩み続け,長い時間をかけて自分の道を見つけた白髭さんは, 自らを振り返り...
きっと誰もが開いたことのある,理科の教科書の1ページ。写真にうつっているのは,オスとメス とでヒレの形が違う「メダカ」。体長5 cmもないこの小さな魚に,いま注目が集まっている。メダカ とヒトの共通点。そ...
「いろいろやってみるけれど、結局は 好きなことに収束する。それで良いので はないでしょうか」。電子顕微鏡室で鈴木 准教授は穏やかに呟いた。 心惹かれる観察 デスクには家族の思い出の写真が飾られている。...
「だんぜん研究がおもしろい」 大きくよく通る声。自らの研究につい て語るとき,自然と力が入る。学生時代から力を入れて進めてきた「ワ クチンの開発」 そこで新しいひとつのアイデアを生み出し,現在も挑 戦し続...
私たちが持つ,五本指の手。この形がどのようにして作られているか知っているだろうか。丸い粘土のようなものから指が伸びてできるのかと思いきや,実はそうではない。うちわのような扇形のものができてから,指...
日本の研究者を10人集めると女性研究者は1人。以前に比べれば女性研究者の人数 は増加しているが,欧米と比較するとまだまだ少ない。「研究の世界は体力勝負だとも いわれます。女性の私でも大丈夫なのかという不...
2007 年、日本から世界へ、研究者を興奮させるような発表が あった。その研究の中心にいたのは、玉置祥二郎さん。右も左も わからない研究分野に入って6 年。たった6 年で、世界を驚か せるような成果を出せたの...
植物を手にドアを開けると,そこには植物の お医者さん。植物の専門家に相談できて,適切 な診断や治療を受けられる場所,それが植物病 院だ。毎年8億人分の食料が,植物の病気によっ て失われている。食料問題解...
古来より、雷が落ちるときのこが良く成長するという言い伝えがある。実際に、しいたけに放電をしてみたところ、なんと本当に大きくなった!しかし、この実験は当初言い伝えの検証が目的ではなかった。この研究に...
人間工学に基づいて設計された椅子に座り、ロボット工学や建築にも興味があ る。機能を追求したことで生まれるデザインを眺め、どうしてこの形にすると良 いのか、なぜこの形になったのかと想いを巡らしてきた。...
身近なところに人生の道標があるのかもしれない。そんなことを思わせるように,ふと手にとっ た一冊の本が,その後の人生に大きな影響を与えることになった。抱いた興味や疑問に従って, 迷いながらも自分の想い...
36歳。遠藤教授が北海道大学へ着任したのは、教授就任の実質的下限年齢だ。挫折とは無縁のスーパー研究者 を想像するが、大学院中退も経験した。多くの人と同じように悩みながらも、自分は研究者になると信じ続け...
近年、異常な規模の局地的な雷雨に「ゲリラ豪雨」と名前がつけ られるなど異常気象が身近になり、地球温暖化をはじめとする環 境問題への危機感も増してきている(地球環境問題と人類の存続 に関するアンケート調...
2008 年春,中央大学理工学部に生命科学科が新設された。生命科学は個々の遺伝子やタンパク質の 機能の確認から発展し,細胞や微生物全体をとらえ,機能や生態を研究する新たな段階を迎える。その 先端を担う研究...
2008 年8 月,日本で初めて「きぼう」を使った科学実験がスタートしました。東京理科大学の研究チー ムは宇宙から送られてくる画像と向き合いながら,遠隔操作で遠く離れた宇宙空間の実験機器を慎重に 動かし,宇...
「スペースシャトルに乗って宇宙に行けたら……」と考え るととてもわくわくしてきますが,行ったら無事に戻って来 なければいけませんよね。現実に宇宙と地球を安全に行き来 できるよう,研究室の一...
「動物のお医者さん」獣医と聞くと街の動物病院でイヌやネコを診る姿が目に浮かぶ。しかし宇根さんが研究するのは野生動物やエキゾチックアニマルだ。相談を受ければチーターやゾウなど大型の哺乳類から、カエル...
夢を語りだしたらとまらな い。アイデアを思いついたら即 行動。しかし,広い視野を持ち 客観的に物事を判断するクール な面もあわせ持つ。そんな星野 さんを「研究」へと突き動かす 原動力は「誰もやったことが...
近藤さんがつくったのは,世界に1 台しかないロボット。光も届かず,電波も使えない,深い海の 底に飛び込み,人の操作なしで動くロボットだ。障害物を認識して自在に海の中を動き回る。 「人の役に立てるロボッ...
水は100 ℃まで加熱すると蒸発するが,その「液体の塩」は100 ℃になっても,沸点を下げるため に真空にしても,蒸発しない。それが,大野さんが研究している「イオン液体」だ。液体の常識から大 きく外れた性質を...
私たち「生命」の始まりはどのようなものだったのだろう。今から46 億年前に地球は誕生し,38 億年前には生命が誕生していた証拠がある。しかし,生命誕生の過程はまだまだ謎だらけ。私たちの本 当の始まりを探す...
自分が調べた進化の証拠を物語のように活き活 きと語り,子どものように熱くなって議論をする 大学の教授。夢を持って研究を続ける姿にあこが れ,自分も研究者の道を選んだ。 研究を語る教授に心惹かれ,研究の...
ポスドクとしてスイスへ渡った後、アメリカを中心 に13 年間の海外生活を経験した。帰国して日本の研 究環境に身を置いてみると、日本と海外の違いが見え てきた。「研究の質」そのものに差があるわけではない。 ...
世界中から集まった最新のコンピュータゲーム を見たり体験できたりする東京ゲームショウ。遊 びあふれるその場所に大学の研究者がいた。三上 さんはゲームやアニメーションなどのコンテンツ を開発する方法を研...
「大学に入ったら,自分は何者なのかを考え直す 必要がある。人と同じでは意味がありません。自 分を見つめ直す旅が大学から始まるのです」。船医 に憧れ飛び込んだ医学の世界。大学時代には,留 年という思いが...