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真面目な話。
生き物でロボット、ロボットで生き物。
つまり、そう人造人間キカイダー。

いやいや、21世紀はバイオの時代。ということで、優秀な研究者が集まることで有名なアメリカはマサチューセッツ工科大学(MIT)が生き物のロボットコンテスト”iGEM(international Genetically Engineering Machine competition)”なるものをはじめました。
これは、世界中の大学対抗で、生物的素材(蛋白質,DNA,大腸菌やその一部)のみからなる「ロボット」を組み立て,いままでには無いあっと驚くロボット機能を小さな細胞に詰め込んでみせたチームが優賞と尊敬を勝ち得る生物デザインコンペです。
しかし、多くのロボットコンテストと、iGEMは大きく違います。
大学生とはいえ、作るロボット(細胞)がちゃんと動いたなら、それは人類史上初の技術を誕生させたことになるのです。学生らの成功は,遺伝子工学, 生物工学の分野にブレークスルーをもたらします。一流の研究者に認知され、そして世界中で使われ始めます。作品は,DNA(遺伝子)という生物共通のフォーマッ トでコピーされ,世界中の技術者が享受することになります。実際,これまでのiGEMプロジェクトの中には,世界を驚かせる大きな成果もありました。
例えば、過去に参加したチームの一つであるアメリカはハーバード大学のチームが創りだしたのはバクテリアを利用した微生物電池で、大きな可能性を示しました。
そして、優勝したスロベニアのリュブリャナ大学のチームが開発したのは、なんとピロリ菌のワクチンでした。
ピロリ菌は、潜在的なものも含めると世界人口の約半数が感染しており、症状が現れないことも多いため知らず知らずのうちに消化性の潰瘍(かいよう)やガンに発展するケースがあるためです。
スロベニアのリュブリャナ大学チームが開発したワクチンはピロリ菌に対する免疫が働くように、ピロリ菌を生体内で”可視化”して免疫機能によりピロリ菌を生体内から除去するものでした。
そんな、熱いバイオ研究者らが集まる大会に、日本から参加しないはずがないですよね。
ましてはものづくりは、日本のお家芸。このiGEMには、日本代表として千葉大学が、東工大などとチームを組んで、このコンテストに参加し、「Most Creative Brainstorming」賞を受賞するなど、活躍しています。
なお、この大会はメインは学部生となっていますので、大学で生物を志している高校生のみんなも、iGEMから目が離せないですよ!
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