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月には明るいところと暗いところがあり、日本や中国では昔から暗い箇所の模様を「うさぎ」に見立てています。世界の各地では、蟹や女性の横顔に見えたりもするそうです。
ところで、この模様はなにから出来ているのでしょうか。月にあるクレーターの影が見えているわけではありません。
実は、うす暗い模様の場所は黒い色の玄武岩でできているため、暗くみえていたのです。そして、その他の部分は斜長岩と呼ばれる白い岩石からなっているため、明るく見えるのです。
では、なぜこのようにハッキリと岩石が分布しているのでしょうか。
月は地球の衛星であり、太陽系では5番目に大きい星です。地球からの距離は38万4400kmあり、27日と7時間をかけて地球を一周している。人類はこれまで70機以上の探査機を月に送り込み、12人の宇宙飛行士が月面に降り立っています。
そんな月には、「海」と呼ばれる地形が存在する。しかし「海」には、本当に水があるわけではありません。
実は、月が生まれたころに、隕石の衝突で非常に大きなクレーターが多く形成されました。そして、衝突で内部から噴き出した玄武岩の溶岩が、そのくぼんだ部分を満たして作られたのが「海」なのです。地球上から見上げた時に見えるあの模様には、月の誕生の瞬間が刻まれているんですね。
ちなみに、2007年9月14日に日本初の大型月探査機「かぐや」が打ち上げられました。
アポロ計画に次ぐ大規模の本格的な月探査であり、主な目的は月の起源と進化を解明して、将来の月利用に役立てるためだとされています。月表面の元素や鉱物の種類や量を計り、地下の構造解析や重力場の観測も行った後、2009年6月にその役目を終えて地球の海へと制御落下しました。
今後のデータ解析から発見される月の新たな神秘が待ち望まれますね。