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ニュースソース:麻布大学プレスリリース
犬のペットを飼っているひとには興味深いと思われる研究が発表された。
麻布大学 獣医学部 動物応用科学科 菊水健史教授の研究によると、イヌはヒト同士のコミュニケーションにおいて非常に重要であるヒトの表情弁別がイヌでも可能かどうかを調査し、イヌがヒトの笑顔と無表情を弁別できることを明らかになったという。本研究によって、イヌがヒト社会において、ヒトの表情を認識しながらより調和的に行動している可能性が示され、ヒトとイヌとの共生関係構築の理解のみならず、ヒト‐ヒト間での円滑な視覚的コミュニケーション成立のメカニズム解明のモデルとしても非常に高い価値が期待されているということだった。
実験方法は、飼い主の笑顔と無表情の写真の弁別訓練を行い、その後、本実験において、飼い主のさまざまな笑顔と無表情の写真や、複数の見知らぬ男女の笑顔と無表情の写真をイヌに対してならべて呈示するというもの。その結果、どのイヌも飼い主および飼い主と同性の見知らぬ人の写真呈示において、有意に高い確率で笑顔を選択することがわかったという。
実験の様子(麻布大学プレスリリースより)
さて、この麻布大学の伴侶動物学研究室をすこし調べていてもうひとつ興味をもったのは、実験担当の永澤美保特任助教が昨年発表した、「ヒトとイヌの絆形成のメカニズム解明ヒトと犬との交流においてイヌからの注視が飼い主の尿中オキシトシンを上昇させる」という発表である。
オキシトシンの化学構造(Wikipediaより)
ペットの犬と目を合わせ、なでたりする行為が人間のホルモンの一種「オキシトキシン」を分泌させ、幸せな感覚を引き起こすことがわかってきたという研究である。この研究でも、犬とのコミュニケーションがヒトの快感を引き起こすことが示唆されていて、いかにイヌがヒトと仲の良い動物かを考えさせられる。
アニマルセラピーというと特殊な感じだが、伴侶動物学というと高度だが身近な感じがする。
今後の研究に注目したい。