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JR東日本の京浜東北線、中央線、山手線(一部)の車両モニターで放映されている科学番組『知ってるぅサイエンス』
食べ物や汗など、一日外にいると服にたくさんの匂いがつきますよね。近年、噴きかけるだけで簡単にイヤな匂いをとる消臭剤を多く見かけます。
こうした消臭剤はどうやって匂いをとっているのでしょうか。
そのヒミツは「シクロデキストリン」という物質にありました。シクロとは「環状」を意味し、デキストリンは「オリゴ糖」を指します。ブドウ糖が連なってできたオリゴ糖の両端がつながって、浮き輪状のかたちをしているのがシクロデキストリン。

Wikipediaより転載
大きさもナノサイズで、“世界で一番小さなカプセル”と称されるこの物質はどんな役目をしているのでしょうか。
シクロデキストリンは、この浮き輪内にさまざまな分子を出し入れする性質を持っています。
浮き輪の内側は疎水性(油になじみやすい)、外側は親水性(水に溶けやすい)という相反する2つの性質を持っているため、変化に富む作用をするのです。
消臭剤では、あらかじめシクロデキストリンにいい香りを入れており、噴出されると、湿気を感知していい香りを徐々に放出していきます。そして、空いたシクロデキストリンにはくさい匂いをどんどん入れていくことで、消臭をしているのです。
湿気(水)というのが、スイッチになっているんですね。
そのため、洗濯物が臭うのを抑えるためには、生乾きのうちにスプレーするのがよいかもしれません。
ちなみに、チューブワサビの辛味・香味成分もシクロデキストリンが活躍しています。ツーンとくるあの成分は、放っておくとどんどん空気中に逃げてしまいます。生ワサビがおろしたてでないとダメな理由はこれ。シクロデキストリンにいれておけば、少しずつ放出してくれるため、風味を活かした保存ができるようになるのです。
これ以外にダイエット用サプリメントでも使われているシクロデキストリン。
こうした分子の動きを研究しているのは、東京工芸大学生体分子機能研究室 高橋圭子教授。
興味があるひとはぜひ☆