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ニュースソース:asahi.com:日食観測「黒い下敷き危険」 国立天文台が注意呼びかけ
今年は、すべての人が宇宙(そら)を見上げる年。
そう、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で宇宙を覗いてから400年目の世界天文年であり、
国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」が完成し、
そこに保管された植物の種子をつかった全国的な科学教室も開催される年、宇宙オンパレードな年なのです。
そして、なんといっても7月22日には40年ぶりの皆既日食が!
しかし、、、、、じつはその日食、見ると視力が低下してしまう危険性があるんですっ!
1979年2月の日食では、数秒見ただけでも視力低下や視野が狭くなる事故が起きたという報告があったのです。
90%が隠れている、一見まぶしくない太陽でも、肉眼で見れば短時間で目に大きなダメージがあるのです。
目の奥まで届かない紫外線より、赤外線が危険で、太陽性網膜症、日食性網膜炎という症状になってしまいます。
紫外線カッ トのサングラスやゴーグルも役に立ちません。
もちろん、望遠鏡や双眼鏡は、太陽の光や熱を集めて強くするため、肉眼で太陽を見る以上に危険です。
京都府立医科大の木下茂教授(眼科)は「太陽の光が網膜の中心に集まり、虫眼鏡で紙を焦がすように焼ける状態」になると言います。
下敷きやCDのほか、以前には推奨されたススを付けたガラス板も、赤外線は通すため危険です。
では、どうすればよいのでしょうか。
最も安全な方法は、太陽の光や赤外線をカットする専用の日食グラスを用いることです。
天体望遠鏡の専門店や家電量販店で数百~1千円台で購入できます。
その他に、厚紙に小 さな穴を開けて影を見る、鏡で反射させて壁に映すなど間接的な観察法もあります。
![]() 肉眼で直接太陽を見る (数秒でも危険です) |
![]() 望遠鏡や双眼鏡を使う (※1) |
![]() 下敷きやCDを使う |
![]() フィルムの切れ端を使う (※2) |
![]() すすをつけたガラス板を使う |
![]() サングラスやゴーグルを使う |
![]() 日食グラスを使って 望遠鏡や双眼鏡をのぞく |
太陽を安全に観察するには、以下のような方法があります。
厚紙など、光を通さない薄いシートに小さな穴を開けて、日食中の太陽の光を当てます。すると、
穴を通って影の中に映った太陽の光が、欠けた太陽の形になっています。(ピンホールカメラの原理です。)
| ピンホールを利用した日食観察の例 | |||
![]() 紙に開けた穴を通った光のひとつひとつが、欠けた太陽の形になっているのがわかります 画像提供:平野岳史氏 |
![]() 麦わら帽子を太陽の光にかざすと、細かい隙間を通った太陽の光が、それぞれ欠けた太陽の形になります |
![]() 椅子の背もたれに開いた穴を通った光も、はっきりと太陽の形になっています |
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7月に入って、日食を心待ちにしている人も多いと思います。
十分な知識を持ったうえで、人生に1,2度しかないであろう、宇宙の不思議を観察してみたいものですね。