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福井県立大でアミノ酸の謎を解く


ニュースソース:時事通信社(アミノ酸つなぐ酵素発見=バイオプラスチックへ応用期待−福井県立大)

福井県立大学の浜野吉十講師ら化学大手チッソの研究グループが新しい発見をしたというニュースが飛び込んできた。
発見の内容というのは、リジンという天然のアミノ酸を多数つなげた「ポリリジン」を合成する酵素を発見したというもの。
なんのこっちゃ?という人もいると思うので、この発見についての意義に迫ってみよう。

まずはポリリジンって何?という点について
ポリリジンは現在、アミノ酸であるリジンがたくさん(ポリ)連なった食品保存剤で、生分解性であることからも注目を浴びている物質です。つまり、土に埋めとけば分解するっていうやつですね。

では、今回の発見のキーポイントはどこ?
今回の発見では、ポリリジンを合成するための酵素の単離(酵素だけを抜き出すこと)と、その遺伝子のクローニング(その遺伝子だけを増殖させた)に成功したとあります。

それによる社会的な影響は?
これは、ポリリジンの安価な大量合成への道が開かれたことを意味します。
具体的に言うと、遺伝子がクローニングされたことにより、ポリリジンを細菌に作らせる方法が模索できます。また、原料であるリジンが安価という事もあり、酵素を用いての合成法も安価に行う事が出来る可能性もあります。
また、酵素の反応のしくみの研究も進んじゃいます。
アミノ酸は一つ一つ繋いでいく方法でなら化学的にも生物的にも研究が進んでいるのですが、ポリリジンのように一度にバーンと繋げてしまう反応はまだまだ未発達な分野なので、ポリアミノ酸の研究としても重要な発見です。

 つまり、応用と基礎の両方での発展が期待される素晴らしい発見ということになります。すごいインパクトだ!

関連リンク:浜野 吉十:
http://www.s.fpu.ac.jp/hamano/framepage.html

大学の公式発表:PDFファイル
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