6月27日(土)、小山台高等学校でDNA鑑定の実験教室を行いました!
今回のテーマは「DNA鑑定」。講師は、筑波大学でミトコンドリア病の研究をしている西山くん。
ミトコンドリアは好気呼吸でエネルギーを作り出す。このミトコンドリアのDNAに異常が生じると、機能が低下して体内の様々な器官に影響を及ぼすのだ。これらのミトコンドリアの機能障害を原因とするミトコンドリア病は、糖尿病やアルツハイマー、パーキンシン病などを引き起こしたりする。
西山くんはこのミトコンドリア病の治療方法をマウスで研究しているのだ。
そこで、まずミトコンドリア病マウスを選びだすためにDNAを調べる必要があるので、今回はみんなと一緒にDNA鑑定をやった。
その前に、まずDNAを取り出して観察。今回使ったのはサケの白子(精巣)。
さて、DNAはどんな形と色をしていたかな?
そしていよいよDNA鑑定!
ここで登場するのが、マイクロピペットである。
溶液をマイクロ単位で吸い取るハイテクな器具にみんな大興奮。
ミトコンドリア病DNAには特定の塩基配列があり、そこを識別する制限酵素(ハサミ)で切ると、通常のミトコンドリアと区別が出来るようになる。
制限酵素処理の休憩中には、普段あまり触れあうことのできない研究者たちと、研究や受験や趣味などの話で盛り上がった。
天然ルビーを作る技術に携わるヒト
暗号の研究をしているヒト
大豆やイネの組換え技術を研究しているヒト
白血病の治療方法を模索中のヒト
科学を一般雑誌で伝えようと頑張るヒトなど、いろいろなバックグラウンドの研究者が集まった。
さて、いよいよ切れたDNAを電気泳動で長さ別に振り分けて染色。
キレイな青色に染まったアガロースゲルのどこにどんなバンドが出たのかな?
みんなに託されたミトコンドリア病マウスのDNA鑑定、慎重にじっくり議論を重ねる。
この結果が西山くんの今後の研究に大きく役に立つのだ。
ミトコンドリアに関するニュースが新聞に載る日も近いかもしれない。
「大学は偏差値で選ぶものじゃない、研究内容で選んでほしい」と話す西山くん。
高校生のとき、研究者はおじいちゃんってイメージだったけど、
こんな若い研究者も活躍しているんだ~って知っていたら
もっと進路選択が拡がっていたかもしれないなー
汚かったー。箇条書きが多かったり、丸で囲ったり、線でつないだり、突如湧いた疑問を書き足したりと、メモ帳のように使っていた。でも、ほかの人には理解できないだけで、自分的にはよくまとまっていたと思う。
ノートとはそういうものだ。
科学系博物館の体験型展示では、通常とは異なる「動線」を配置するという。来館者を流動させるだけではなく、展示物を見てもらうためには停滞させる「動線」も考えなければいけないのだ。流れ作業のように展示物の前を素通りしてしまうと、本来の目的である「触れて学ぶ」ことが出来なくなる。
整然としていないから、色々なものにひっかかる。そこから新しい発見が生まれる。ノートを見返すときも同じだと思う。
キレイすぎるノートは読み流しがちになる。ある程度乱雑なノートは読みづらいが、「あれ、ここはどういう意味だっけ」と立ち止まって考え、「そっか、そういえばそうだった」とか「まだ分かってないかも」と確認することが出来る。
そんなノートには、ある意味自分の思考回路が図式化されているわけだから、読み返すと意外とおもしろい。
こんな感じでいまもノートを取っている。
勉強しなければいけないのにTVを見てしまう。
ダイエットをしているのに食べ始めたチョコレートが止まらない。
みんなそんな経験はないだろうか。
大事だと分かっているのにどうしても欲求に負けちゃう。それが人間ってものかもしれないけど、そこでぐっと自分を制することができればもっとイケてる自分になれるかも。
しかし、
人のセルフコントロール能力にはリミットがある。
そんな気になるニュースを発見したので報告しよう。
引用元(英語):ScienceDaily
"Why It Is Impossible For Some To 'Just Say No'"より
受験生のみんなにとっては、気になるニュースなんじゃないだろうか。
どうやらこの記事によると、人が自分をコントロールするすべての行動には同じリソース(資源)が使われるらしい。たとえば、ダイエットで食べたい欲求を制限しているときにはこのリソースを消費しているので、受験勉強のようにまったく違う分野の活動であってもリソース不足に陥ってしまうのだそうだ。
ダイエッターがチョコレートを食べてしまったり、生徒がTVを見てしまったり、政治家がわいろを受け取ってしまうのは、このリソース不足しているときのほうが起こりやすいらしい。
そんな研究をしたのは、トロント大学のInzlichtとその同僚のGutsellという2人。彼らの研究では、まず被験者に恐怖映画を見てもらい、映画を見ている間自分の感情を抑制するように被験者に指示をする。その際、被験者に自分の感情の抑制の強さについて、1から9段階で報告してもらう。そのあとで、被験者にStroopタスクというセルフコントロールが必要な課題をやってもらったのだ。
Stroopタスクとは1935年に John Ridley Stroop博士が考案したテストで、たとえば、下のカードを見せたときに「赤」と答えさせる課題。異なる2つの情報が同時に脳に入ってきたときに、その葛藤によって反応時間が遅くなるということを教えてくれます。

実験の結果、自分の感情を抑えた人は、Stroopタスクの結果が悪いということが発見された。つまり、映画を見て感情を抑えたことでセフルコントロールのリソースを消費してしまったというのだ。
なにか頑張らなければならないときは、自分を制御する他の作業はやらない方がよいのかも。
そういえば、知人から大学院で修士論文を書いているときに思わず深夜の大学校内を素っ裸になって走ってしまった。ということを聞いたことがある。そのときの彼には抑制リソースが限りなく0に近かったに違いない。